ヤフオクで吊り上げが行われる場合の特徴


オリパ記事を書いている途中にオークションの話をしたら、急に「吊り上げ」行為について書きたくなってしまいました。ということで今回は価格の吊り上げについて。

オークションにおける「吊り上げ」という行為はご存じですか?

佐藤(仮名)という人物が所有しているアカウント『satoA』で出品した商品を、同じく佐藤が所有している『satoB』というアカウントで入札することにより、オークションの価格を出品者が意図的に操作する行為です。

今回はオークションでなぜ吊り上げが行われるのか、場面や状況を解説しながら紹介していきたいと思います。この記事を参考に、みなさんも吊り上げ行為に引っかからない様に注意して下さい。

※本記事は”ヤフオク”を舞台として書いております。その他のオークションサイトでは一部当てはまらない内容もありますのでご了承下さい。
※本記事の内容は自身の経験に基づく話であり、統計的に調査したものではありません。本記事に当てはまる人物が必ずしも吊り上げ行為を行っているとは限りません。あくまでも参考として下さい。


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吊り上げ行為が行われやすい場面

以下の特徴に当てはまる数が多いほど、吊り上げが行われている可能性が高くなります。

  • 出品数が少ない
  • 入札自動延長有りの設定
  • 特定のジャンルの商品のみ出品している
  • 価格が1円スタートなど、極端に安い
  • 競り合ってくるIDが低評価(新規、または評価数一桁)

それぞれ挙げた理由についてご説明します。

出品数が少ない場合

出品されている商品は大まかに2種類の形態に分けることができます。

一つは「即決価格」が設定されており、入札と同時に落札することができる即決商品。もう一つは設定されている終了日時まで入札者が競い合う、一般的なオークション式商品です。ここでいう「出品数」とは、後者のオークション式の数を指します。

日々何十~何百という商品がオークション式で終了している「出品数が多い」出品者の場合、その出品者が特に重視しているのは商品の回転※1効率です。吊り上げを行って小銭を稼ぐよりも、一つでも多くの商品を売った方が利益になります。

そもそも「吊り上げ」という行為も適当に入札するだけでは意味がありません。事前に商品の適正相場を調べておくのはもちろんのこと、その商品のウォッチ人数。入札参加人数。入札者の評価内容。入札の仕方などなど・・・。

どこまでの価格なら競り合ってくれるのかを適切に見極めた上で行なうことが大切です。いい加減な吊り上げで入札額を見誤ると自身で落札することになり、その商品が在庫になるだけでなく手数料分の損失にも繋がります。

大量に商品を出品している場合、大体の場合は作業に応じて複数人体制で行われます。

基本的な作業は「商品の仕入れ、在庫確認」、「商品情報作成・出品」、「落札後対応、発送」です。商品価格を把握しているのは仕入れ担当ですが、では仕入れ担当が吊り上げを行うかといえばそんな暇は無いでしょう。もちろん他の担当者も自分の作業で手一杯です。

では吊り上げを行うためにわざわざ人を雇うか?というと、それも恐らくありません。そこまでのメリットは無いと思われます。

このことから、オークション形式での出品数が多い出品者については、吊り上げが行われている可能性は低いと考えることができます。

逆に少数の商品しか出品されていない場合、商品一点一点の調査に時間を掛けやすくなりますので、吊り上げが行われている可能性は高くなります。

※1(回転)…「仕入れて売る」という行為

入札自動延長機能について

項目の一つとして書きましたが、これは出品の際にデフォルトでオンになっている機能のため、ほぼ関係は無いと思われます。

しかし、終了時間「5分」を切った場合に入札を行うと、終了時間が更に5分延長になるという性質を利用し、「終了間際」という状態を少しでも長くキープさせることで価格の吊り上げを狙う場合もあります。

もしもあなたが「ちょっと欲しいかも」という商品をオークションで見かけた場合、終了まで「残り3日」の商品と「残り10分」の商品のどちらに興味を持ちますか?

仮に価格が同じ、もしくは少し高い程度であれば、まずは「残り10分」の商品を見に行きますよね。

価格が上がりすぎない様、小刻みに入札を繰り返すことで終了間際の商品を少しでも多くの人の目に触れさせることにより、入札参加者の増加を狙うという方法もあります。

特定のジャンルが主に出品されている場合について

ヤフオクには「フォロー」という機能があることをご存じですか?

商品の画面上で出品者のID名をクリックすると、その出品者のページにジャンプします。そこに「フォロー」というボタンがあり、そのボタンを押すことであなたの「フォローリスト」にその出品者が登録されます。

フォローをしていると、その出品者の新着商品などを簡単にチェックできる様になります。

雑貨、ゲーム、本、衣類など、何でも出品する人に比べ、特定のジャンルに絞って出品を行っている場合はその人の「ファン」がつきやすく、フォロワーも増える訳です。

ところで吊り上げというと出品者が意図的に行うイメージがありますよね。出品者は一切関係の無い、あなたと同じ入札者同士でも行われる可能性があるんです。

普通に競り合うこととの違いは、吊り上げをしている入札者は必ずしも購入したくて入札している訳ではないということです。

仮に、あなたがとあるアイドルグループの大ファンだとします。そのグループの限定グッズを頻繁に出品している人がいるので、定期的にチェックしたいあなたはその出品者をフォローしました。

ある日その出品者から定価1万円のグッズが出品され、あなたが1,000円で入札を行いました。そのまま他の入札者が現れず、残り時間僅かという所まできました。

ただ、その出品を別のフォロワーAさんも見ていました。Aさんはそのグッズを既に持っていたのですが、Aさんはその商品を過去に5,000円で購入していたのです。1,000円で落札されることが気に入らなかったので、Aさんは自分が買った5,000円に近い金額まで値段を吊り上げました・・・

この話はフィクションですが、ジャンルにこだわらず色々な商品を出品されている方より、一つのジャンルを専門的に扱っている人の方が同じ商品知識を持った人が集まりやすくなります。そのため、入札者同士での吊り上げ行為が行われる可能性が高くなります。

吊り上げは必ずしも出品者が行っている訳では無いということを覚えておきましょう。

価格が1円スタートなど、極端に安い場合

何か書こうかと思いましたが、もう言葉通りなので言うこと無し!

そりゃ1万円の商品が1円で落ちたら嫌ですよね。こういう商品はほぼ間違い無く価格が監視されています。

※大量出品のストア等は例外です。詳しくは「出品数が少ない場合」をご覧下さい。


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競り合ってくるIDが新規評価、または評価数一桁

ヤフーアカウントを取得したことのある方なら分かると思いますが、アカウントを新規取得するのは非常に簡単です。1分で作れます。

また、細かいチェックも行われていないので同一人物でも複数アカウントを取得することが可能です。

加えてヤフオクも以前は5,000円以上の商品の入札にプレミアム会員登録が必要だったのですが、今では無料会員のまま入札できる様になりました。(一部カテゴリを除く)

上記の様に、どんな人物でも簡単に複数のアカウントを操作して吊り上げを行うことができる環境が整っています。

ただし、新規作成したアカウントは当然オークションの取引記録がゼロの状態からスタートしますので、IDの表示は「fujimi(新規)」となります。「新規」または「評価一桁」の相手がしつこく競り合ってくる場合は吊り上げの可能性を疑ってみましょう。

ですが、誰でも最初は「新規」評価からスタートしますよね。本当に始めたばかりの初心者の方の可能性もあるので、「新規」だから~「評価一桁」だから~と評価の数だけで疑っていてはオークションも盛り上がりませんし、疑心暗鬼になってしまって何にも落札できなくなってしまいます。

じゃあ本当に怪しいのはどんな入札者なのか。

私の経験上、怪しいと思う低評価入札者の行動は以下の通りです。

  1. ノータイムで価格更新をしてくる
  2. 高額な商品に躊躇無く入札してくる
  3. 入札のタイミングが終了直前(残り3秒など)、または5分00秒直前
  4. 同じ出品者の複数の商品に、ジャンルを問わず入札している
  5. 評価の数がいつも変わらない入札参加者がいる

a:価格更新が行われた際にすぐに通知されるアプリ等を使用している可能性が高いです。新しくヤフオクを始めた方で、アプリを使いこなしている方は少ないでしょう。

b:取引経験が浅い内は高額な商品への入札は慎重になり、入札も躊躇するものです。aとあわせて高額にも関わらずすぐに価格更新してくる様な低評価者は疑わしいです。

c:自動延長のタイミングを理解して入札している時点で、ヤフオク経験者だと思われます。

d:ブランド品に入札しているかと思えば家電に入札していたり、入札対象が一貫していない。更に中途半端な価格で入札が止まっており、ほぼ何も落札していない。この場合も吊り上げの可能性があります。

e:ほぼ黒です。その出品者の商品を落札したはずなのに、何週間経っても評価数が増えておらず減ってもいない(落札者の削除が行われると悪い評価が付き、-1される)出品者の評価にも、その落札者からの評価が入っていない。今は入札者のIDがほとんど隠される仕様かつ、見えている部分もランダムな別の文字になっていますが、評価数とあわせればある程度推測は可能だと思われます。怪しいと思ったIDは控えておいて、評価数の変化の様子を見てみましょう。

a~cに関してはアカウントを作り直しただけの可能性もあるため、断定はできません。d、eは非常に怪しいです。この様な入札者を見かけたら、その出品者には近寄らない様にしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

吊り上げが行われる場面やその時の心境、吊り上げがされているかどうかの見分け方などが少しでも伝われば良いと思います。

みなさんも悪質な吊り上げ行為に引っかからない様に注意しましょう。


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