メルカリ運営がツール利用者を特定できる理由


私もメルカリ用ツールを配布している身として、ツールの状況を確認するためにもたまに他の方のブログやらツール紹介サイトを見てみることがあります。

そうすると、たまに「ん?」と思う表現をされている場合があります。

サーバ型ツールは全て使えなくなってしまったが、インストール型ならまだまだ使える。規制を受けることは無いのでこっちを使っていきましょう」というものです。
※文言は変えてます。

規制を受けることは無い」と言うことですが、その根拠はどこにあるのか・・・どこまで理解しての発言なんでしょう。

まず、インストール型ツールがどういう仕組みで出品を行っているかを全て理解しての発言なのかな?

もしそうならツールを販売されている会社の関係者ということになると思うのですが。(笑)

「規制を受けることは無い」という理由に、単純にIPアドレス云々を挙げているだけであれば、ちょっと考えが浅いのでは?と思わざるを得ません。

メルカリ運営がどういうデータを入手することができて、どういう判断をする可能性があるのか。

今回はちょっとその辺を考察しつつ解説をしたいと思います。


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旧サーバ型ツール利用者が規制された理由

今更な話ですが、まずは以前までの主流だった「サーバ型ツール」と呼ばれるものを利用していた人が、なぜ規制を受けてしまったのかを説明します。

まず大前提として「メルカリで出品ツールを使っていいのか」という点ですが、これはダメです。

メルカリ利用規約の「第8条 禁止事項」についての項目に幾つか理由となる項目が存在します。

■(22)弊社の事前の書面による許可なく、弊社のサービス外のところで、商業目的で、弊社が提供するあらゆるサービス、コンテンツ、情報、システム、機能、プログラム等の全部又は一部を利用すること

■(29)弊社がサービスを提供する上で関係するあらゆるシステムに対して、不正にアクセスすること

■(30)弊社が提供するインターフェイスとは別の手法を用いてサービスにアクセスすること

-メルカリ利用規約より抜粋-

ということで、まず「ツールを使って出品すること」がNGなのは分かると思います。では問題はなぜバレたのかということですね。

それは「IPアドレス」が原因だと思われます。
※インターネット上において、”どこからのアクセスか”を識別するための番号です。詳しくは検索して下さい

通常各々がメルカリにアクセスして出品する場合、以下の図の様に異なるIPアドレスからのアクセスとなります。

しかしサーバ型ツールの場合、ユーザーはツール側のサーバ上に出品データを作成し、ツール側のサーバに対して出品命令を行い、ツール側のサーバを介して出品中のデータを閲覧します。(注:直接サーバに触れる訳では無く、間にシステムを介します)

つまりツールを利用しているユーザーがアクセスしているのは『ツールのサーバ』に対してであり、メルカリにアクセスしているのは全て『ツール側のシステム』です。

図にするとこの様な感じです。

するとメルカリにはどの様に見えるかというと、『多数の異なるアカウントが同じIPアドレスを使ってアクセスしている』という風に見える訳ですね。

メルカリからしてみると、この状況は以下3つの可能性が考えられます。

  1. 該当アカウントのユーザーがサーバ型のツールを利用している。
  2. 一人のユーザーが複数アカウントを所持している。
  3. 一人のユーザーが他人のアカウント情報を入手し、操作している。

①のツール利用に関しては最初でも触れた通り禁止行為に当たるためNGです。

②については、メルカリでは一人のユーザーが複数のユーザー登録を行うことを禁止しているため、これもNGです。

第4条 ユーザー登録及びアカウント情報

2.複数登録の禁止
ユーザーおよびユーザー登録をされようとする方(以下併せて「ユーザー等」といいます)は、複数のユーザー登録を行うことができないものとします。

-メルカリ利用規約より抜粋-

③はまぁ普通にダメでしょう。不正アクセスです。

仮に委託を受けていたとしても、禁止行為に該当します。

第8条 禁止事項

(6) 他のユーザーのユーザー資格を利用して弊社のサービスを利用すること

-メルカリ利用規約より抜粋-

つまりどうやってもサーバ型ツールは禁止行為に該当するためアウトという事ですね。

最初の頃は黙認されていたのか、単純にメルカリ側もそこまで厳しく規制するつもりが無かったのかは分かりませんが、悪い意味で目立ち過ぎたという所でしょうか。

ネトゲのRMTと一緒ですね。

対処しなければ一般ユーザーが減ってしまうし治安も悪くなってしまうので、対処せざるを得なかったと。

(過去記事)○○でお金を稼いでいた学生時代と、そこから得られたスキル

とまぁサーバ型ツールが規制された経緯はこんな所だと思います。

「思います」というのは、メルカリ側が発表した訳では無いので本当の所は分からないためです。念のため。


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インストール型ツールは安全なのか

サーバ型がなぜダメだったのかは分かって頂けたと思います。

では、安全と言われているインストール型ツールは本当に安全なのでしょうか。

そもそも私には安全かどうかという意味が良く分かりませんが、サーバ型と違いIPアドレスでツールと検知されることは無いはずです。(なぜならアクセスは使用者のパソコンから行われるため、IPアドレスがツール使用者同士で同じになることが無いため)

その点では安全と言えると思います。

というかそれ以外に安全と言える要素はありません。

インストール型ツールが
今後規制される可能性はあるのか

まず、一般的に有料ツールとして販売されているツールがどうやって出品を行っているのかをご説明します。

みなさんは通常メルカリで商品を出品される際、出品画面を経由して出品を行っていると思います。

出品情報を入力して最後の「出品する」というボタンを押すと、メルカリ側のシステムが入力情報を取得して、メルカリ上のサーバにデータを送信して出品処理が行われます。

出品ツールは上記下線の部分の作業を省略して、サーバに対して直接出品用データを渡しています。(正確には違いますが、API等の話になると長くなるので書きません)

メルカリ側がこの行為を許可していれば問題は無いのですが、メルカリはこの手法を公開していません。つまり、この行為は実は禁止行為に該当していることになります。

第8条 禁止事項

■(30)弊社が提供するインターフェイスとは別の手法を用いてサービスにアクセスすること

-メルカリ利用規約より抜粋-

ここで言う「弊社が提供するインターフェイス」というのは、画像やタイトル、商品説明等を入力する「出品画面」の事だと思って下さい。

出品画面を経由しているかどうかをどうやって検知するのかについては色々と方法が存在します。

■「出品」ボタンが押されたかどうか (↓これ)

■出品画面を経由して出品されたかどうか

などですね。

サーバにデータを投げるやり方ではこのチェックを抜けることはできません。

現状メルカリが対応していないのは、さすがにそこまでする必要は無いと考えているのか、それとも対応に時間が掛かっているだけで既に着手しているのか・・・といった所でしょうか。

あくまで可能性として考えられるという位ですね。

結論としては、現状存在しているインストール型のツールも規制される可能性はあるよということです。

ちなみに私の公開しているツールはエクセルVBAを用いているものです。

『エクセルマクロ』を使用したことはありますか?普段よくする操作を登録しておくと『全く同じ操作を順番通りにトレース』してくれますよね。

要はその延長の様なものですので、「本来ユーザーが行う操作をそのままトレースしているだけ」なんです。

ちゃんと出品画面も経由していますし、あたかも人間が入力しているかの様に入力値を一つ一つ設定しています。

この場合はツールと検知するのはほぼ無理なんじゃないでしょうか。(仮に入力速度や画面の滞在時間で判別しようとしても自由にいじれますし)

プログラムではどうにもできない「○○の画像を選択して下さい」とか、「画像の文字を入力して下さい」とかが導入されたら個人では手の出しようがありませんが、そうなると一般ユーザーにとっても不便極まりないのでさすがにこれは無いでしょうね。

ちなみに、有料ツールがサーバに投げるタイプではなく同じ様に実際の画面を操作するツールを出すかというと、それは恐らく無いでしょう。

なぜならPCの環境によって動作するしないといった制限が多く、多くの人に売ろうとすると動作テストに掛かる時間が大幅に増え、環境に応じた細かなサポートが必要になってしまうからです。

さらに、この手のツールは仮にメルカリがバージョンアップして出品画面の仕様が変わったりすると、それだけで動かなくなるという問題も抱えています。

そのため、現在私が配布している様な仕様のツールは大衆向けの売り物としては”不適切”なんです。

「プログラムを売る」って結構難しいものなんですよね。

後はユーザーが注意する問題

ということでツールが規制される可能性はまだまだ残っているという事が分かりました。

後はツールを利用しているユーザーが目立ち過ぎなければ、今後更に規制されるということもあまり無いと思っています。

現状ツールを利用してても規制を受ける理由としては、出品している商品の内容であったり出品数といった点だと思います。

■「(無在庫)転売はしない」

第8条 禁止事項

(38) 転売目的で得たチケット類を出品する行為
(41) 手元にない商品を予約・取り寄せで販売する行為

-メルカリ利用規約より抜粋-

 ■「大量出品で他の出品者の邪魔になる様なやり方はしない」

これらを守って活動していけば今の状態をキープできるんじゃないでしょうか。

「荒稼ぎする場所じゃない」ことを覚えておくと良いですね。

ん・・・?

お前過去の記事で散々転売どうのって言ってなかったっけって・・・?

あー・・・

んー・・・


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コメント

  1. 根来 より:

    VBAでログインログアウトする度に、串を差し替えることってVBAできますか?

  2. 根来 より:

    ありがとうございます!