今回は、私がクラウドソーシング系のサービスにて「比較的楽な部類で、少額を稼ぐのに良く利用していた仕事」について紹介してみようと思います。
ちなみに私自身そんなに幅広いジャンルの仕事をこなしている訳では無いですし、「自分にとっては」というだいぶ主観的な内容になっています。人によって楽かどうかは判断が分かれる所だと思うので、あくまで「参考程度」のつもりで見て下さい。
さて、クラウドソーシングというと(私の中で)思い浮かぶのはクラウドワークスやランサーズといったサイトでしょうか。「単価が安すぎる」とか「時間の無駄」とかボロクソに言われている事も多く、あまり良い話は聞かないですね。
私も以前クラウドワークスについての記事を書いた事があります。
でも何だかんだ言って、そこまで効率を重視せずに小遣い程度を目安にしていれば普通に稼ぐ事はできるんですよね。私も”ある特定の仕事”についてだけはヒマな時に目を通す様にしており、定期的に報酬を受け取っていました。
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ある仕事とは?
その仕事は最初こそ仕様やら手順などを覚える必要はありますが、
■特別なスキルを必要とせず
■ルールに従って決められた手順を反復するだけ
■継続して依頼が来る可能性が高く
■仕事のノウハウを自分のものに出来る可能性がある
という副業としてはうってつけの仕事です。
「そんなうまい話が・・・」
って?いや、あるんですよこれが。
その名も「商品登録」ってやつです。
どんな仕事?
商品登録とは文字通り「商品を登録する仕事」です。
Yahoo!ショッピングや、
楽天市場、Wowma!の場合もあります。
海外サイトであるebay(イーベイ)もありますね。
これらのショッピングサイトやオークションサイトに、指定された商品を登録していくのが主な仕事になります。
募集のパターンは幾つかありますが、大まかに以下の4つを紹介しておきます。
①リサーチパターン
ある条件に一致する商品を探し、それを指定された店舗に登録していく。商品内容は基本コピーだが、若干の修正を求められる場合がある。
条件の内容は大体↓の様な感じ。(一例)
「Aサイト」と「Bサイト」を比較し、価格差が○円以上なら登録
リサーチ時間が含まれるので単価は最も高い。・・・が、そんなに簡単に見付かるはずも無いので時間効率は最悪。絶対に受けてはいけない地雷パターン。
個人的には商品1点あたり1,000円もらえるとしてもやりたくない。
②輸入登録パターン
最初に商品元となるURL(海外のサイトが多い)やデータを渡される。商品説明や商品名を日本語に翻訳しつつ、アピール文章も添えながら一から登録していく。
翻訳サイトを使えば作業は出来るが、細かいニュアンス等の理解が必要になってくる(直訳だとおかしくなる場合が多い)ため、多少英語の知識があった方が効率は良くなる。
面倒だがその分単価は高くなる。
時間を掛けると効率が悪くなるため、ある程度の商品登録経験が必要。商品一つ一つを自分の裁量で登録していく事になるため、こだわりが強い人や文章作成が苦手な人には向かない。
③単純作業パターン
登録する商品のデータは予め纏めてもらえるので、基本的にはただ登録するだけ。
考えたり判断を求められる事は少なく、ただのルーチンワークになる。
単価は安め。
登録1件あたり30円程が相場。20円未満だったり余りにも安い価格を提示している場合は足下見過ぎなので、「この額でも受けてくれる人いるんだ!」と思わせないためにもスルー推奨。
スキル不要だが、自動化できればとにかく楽。
④商品展開、店舗移設パターン
Aサイトに登録している商品をBサイトにそのまま登録して欲しいというパターン。
事前に移設先のサイトの仕様を把握しておかないと、文字数制限や仕様の違いなどの影響で思わぬトラブルが発生する可能性がある。
多少技術が必要になるが、慣れれば単価も悪くなく最も効率が良い(個人的に)。
発注者的には「知識や技術が必要」というイメージがあるので(実際必要ですが、慣れればそこまで難しくは無い)、多少の価格交渉が可能。単価は登録1件あたり40~50円でもいける。
とはいえこのパターンは大量に商品がある場合が多く、大体の場合は一括登録機能を用いるため、単純に「登録200件×50円 = 依頼料10,000円」とはならないので注意。一括登録の場合は200件も500件も時間的には大して変わらないので、商品数では無く登録作業全体に掛かった時間を時間給で算出するのがベター。
※その場合は単純作業パターン(登録数×単価)の価格を超えてはいけない。
発注する側も変にふっかけられない様に、その辺の事情は覚えておくと良いと思います。
おすすめのパターン
これから始めてみようかな?
と考えている人は ③ ⇒ ④ の順番で経験を積んでいくと良いと思います。
④は大体一括登録機能を用いてデータの登録を行うため、CSVの仕様、効率化のためのマクロ、その他Webシステムの扱いに慣れていないと少々厳しいです。登録未経験で④を受けるのはおすすめしませんし、設定を間違える事で発注者に金銭的実害が出る可能性もあります。極力経験を積んでからの方が無難です。
私の場合はこんな感じ↓で、データ変換用のツールを自作して効率化しています。
これは「カラーミーショップ」の商品データCSVを、「Wowma!」の商品登録用CSVに変換する際に作った変換ルールを定義しているExcelシート部分の画像です。
この様な感じでミス無く効率的にできる仕組みを用意しておけば、作業効率も格段に上げられる様になると思います。
①、②の様な案件は効率が悪いので、極力受けるべきではありません。経験上②は報酬は良いのですが面倒な事が多く、時間も掛かるため効率化のスキルは必須だと感じました。
しかしこれらのパターンも「経験を積む」という意味ではアリかもしれません。特に、実績のある店舗がどの様にして転売対象の商品を選定しているのかというのを知る事ができるのは大きいですね。将来的にせどりや店舗運営をやっていきたいと考えているのであれば、手法を学ぶ目的で受注してみるのも悪く無いかもしれません。これは③、④のパターンでは学べない事ですので。
あぁちなみに商品登録のカテゴリがどの辺にあるのかについてですが、それぞれ以下のリンクのカテゴリになります。
クラウドワークス
https://crowdworks.jp/public/jobs/category/138
ランサーズ
https://www.lancers.jp/work/search/web/ecupload?open=1
なぜ情報を公開するのか?
「本当に稼げる情報なら誰にも教えず独り占めする」
っていうのは定説ですよね。
そんなにうまい話なら私も公開しませんし、実際にそういう話も幾つか持ってます。
こういう話をする事で登録案件に応募する人が増えてしまい、私自身が受注できなくなる可能性は・・・もちろんあります!が、単純に自分で商品登録案件を取りに行くのが面倒になったというのが理由です!(笑)
そもそも冒頭でも書いた様に、空き時間に小遣い稼ぎ程度にやっていた程度でしたし。
ちなみにこの商品登録系の仕事に関しては、応募人数が多すぎてそもそも受注取れないって事はここ数年見る限りほぼありません(今後は分かりません)。商品登録に関しては多くても4~5人程度しか応募していないのでいけるんじゃないかな。応募0のまま沈んだり応募1~2人ってのもざらなので、競争率は高くないはず。
まぁ「効率はあまり考えないし、空いた時間に少しでも稼げる副業やりたい!」って方は「商品登録」おすすめです。1記事○百円とかでライティングの仕事受けたりするよりは遙かにマシだと思います。(個人的に)
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