一太郎で発生した「Internal application error」の現象が直った際に行ったこと


会社のPCに一太郎が入っているんですが、先日こんな問い合わせを受けました。

「何か一太郎のファイルを開こうとすると、エラーが連続で出てきて開けないんだけど」と。

なんだろう。そもそも現象が分からないけどファイルが破損でもしたかなーと思って受け取ったファイルを開いてみると・・・。

おおぅ。これまた懐かしのブラクラみたいですね。「Internal application error.」という表示が出続けて止まりません。

あ、ちなみに一太郎のバージョンは2011です。2017年2月23日更新の最新アップデートを当ててみても改善しなかったため、ローカルのバージョンは関係無さそうです。

一太郎自体を通常起動してみるが問題無し。

適当な一太郎ファイルのファイルを開いて見るも問題無し。

どうもこのファイルでのみ発生している現象の様です。

とりあえず検索してみると色々とヒットするんですが、色々なケースでの発生が考えられる様で「これ」といった特定の解決策は無い模様。フォントデータ関連で発生しているケースもあった様ですが、今回のファイルに使用されていたのはMS標準の明朝体しか使われていないため関係無さそうです。

該当のファイルをそのまま開くと発生するのであれば、既に一太郎を開いた状態でダブルクリックしてみるとどうだろう。

⇒同じ現象 or 一太郎がフリーズして固まるのでタスクマネージャーから強制終了。

まぁそんな単純な訳は無いか・・・公式からアップデートが公開されていたので、アップデートファイルと該当のjtdファイルを持って別のPCで検証をしてみることに。(この時点ではまだ最新のローカルアップデートをあてていない状態)

USBを挿してまずは現象の再確認を・・・

・・・って、あれ?エラーが発生せずに普通に開ける。

私のPCに戻ってUSBからそのファイルを開いてみる。 ⇒ 問題無く起動

コピー元のデスクトップにあるファイルを開いてみる。 ⇒ 現象発生

USBに保存したファイルをデスクトップ上のファイルに上書きして開く。 ⇒ 現象発生

こ、これは一体・・・?

外部ディスクに保存してあると発生しないのかな?

LAN内のネットワークドライブに保存して起動してみる ⇒ 現象発生

ダメじゃん。

という訳で、なぜか”USBメモリにファイルをコピーした後、USB上からファイルをダブルクリックで開く”ことで問題無く起動することができました。USBメモリ自体にも何か差異があるかもと思ったので、USBメモリを3個用意してそれぞれ確認してみましたが、やはりどのUSBでもエラーが発生することはありませんでした。

その後、正常に開くことができたファイルを名前を変えてデスクトップに保存し直すことで、ローカルディスク上でも問題無く開ける様になりました。

一太郎のファイルを開くとtempフォルダ(環境変数に設定されている場所。デフォルトならC:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Temp等)に一時ファイルが作られるのですが、正常に開く場合と今回のエラーが現象が発生する場合で、生成されるファイルの数が異なっていました。

で、それがどういう意味なのかはよく分かりません。(笑)

USB上で開いた場合、本来同じ場所に作られるはずの一時ファイル($$$ファイル)が見当たらないのも何か関係があるのでしょうか。(どこに作られるんだろう?)

「一太郎自身や全ての一太郎ファイルを開くと必ず発生する」という現象だと再インストールしか手は無いのかなと思いますが、もし特定のファイルでのみ発生するという場合は”USBメモリ上で実行“という手段を試してみてはいかがでしょうか。

サンプルが少なすぎるので他のバージョンでも解決するかは全くわかりません。

あくまで方法の一つとしてご参考に。

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コメント

  1. さの より:

    検索でたどりつきました。
    どうやってもinternal~がでて困っておりました。

    SDカードからひらいたら、難なく起動。
    助かりました!ありがとうございます!