PhotoShopを使ってクリックポストをA6サイズでかんたん印刷する方法


クリックポストをA6サイズで簡単に印刷する方法が無いかを探してみた所、Adobe PhotoShop(フォトショップ)を使えば簡単に実現出来るという事が分かりました。

↓発端

ただし一つ問題があって、この方法はPhotoShopの機能である「ドロップレット」を使用するため、PhotoShopのインストールが必須となっています。

そして・・・PhotoShopは有料です。

最も安いプランであれば月額980円(税抜)で使用できますが、わざわざこのためだけに契約して使う程では無いので、既に使っている方向けの内容になると思います。

また、今回ご紹介する方法はAdobe Photoshop CC 19.1.5バージョン(2018年)のものです。

ドロップレットが使用出来れば他のバージョンでも問題無いと思いますが、環境によっては正常に動作しなかったり、設定箇所の見た目が紹介している内容と違うといった事がありますのでご注意下さい。

新規アクションを作成する

まずドロップレットを作成するためには、Photoshopで『アクション』と呼ばれる処理パターンを作成する必要があります。

最初にPhotoshopを起動した後、下図の様に「ウィンドウ」メニューから「アクション」を選択します。

するとアクションウィンドウが表示されるため、並んでいるアイコンの中から「ページ状」のアイコンをクリックします。

クリックするとアクションの新規登録フォームが表示されるため、適当な名前を付けて「記録」ボタンを押します。

すると、アクションウィンドウの「○」部分が「」に変化します。この状態になったら登録したい処理を行っていきます。「録画中」のイメージですね。

アクションの内容を登録する

まずはクリックポストのPDFファイルを開きます。

以下の様にメニューから「ファイル」⇒「開く」と選択し、PDFファイルを開いて下さい。

PhotoshopでPDFファイルを開こうとすると以下の様に「PDFの読み込み」というウィンドウが表示されますが、特に操作する事は無いのでそのままOKを押して下さい。

すると、本来はA4サイズで余白が表示される所、以下の様に送り状の部分のみが表示される状態で読み込まれます。

右上のアクションコマンドに「開く」という項目が追加される事もあわせて確認して下さい。

続いて印刷のアクションを登録します。

メニューの「ファイル」から「プリント」を選択して下さい。

以下の様に「Photoshop プリント設定」の画面が開きますので、まずは印刷先のプリンターを指定します。

続いて「プリント設定」を押して用紙サイズ、カラー(モノクロ/カラー)、用紙をセットしている場所などを設定していきます。

※プリンターの種類によって設定画面が異なるため、設定方法についてはメーカーサイトなどをご確認下さい。

クリックポストの用紙サイズはA6(幅105mm × 高さ148mm)となりますが、用紙一覧の中に存在しない場合は自分でサイズを作成する事ができます。

用紙サイズの作成方法もプリンターによって異なりますので、メーカーサイトなどでご確認下さい。

プリント設定が終わると左側のプレビュー画面が用紙サイズにあわせて更新されますが、そのままの状態では若干ズレている場合があります。

その場合は「位置とサイズ」という設定項目の中の「位置」を変更してみて下さい。

私の環境では『上:-5.5』、『左:-6』の設定値で丁度良い状態でした。ここは環境によって変わる可能性がありますので、ご自身で調整してみて下さい。

設定が終わったら右下の「プリント」を押して印刷を行います。

※実際に印刷する必要は無いので、予め用紙は抜いておきましょう。

プリント実行時、以下の様なメッセージが表示される場合があります。

この場合は、「再表示しない」にチェックを入れてから続行を押して下さい。

プリント実行後、以下の様にアクションに「プリント」が追加された事を確認して下さい。

必要なアクションはこの「開く」と「プリント」のみですので、ここで記録を止めます。

」の左側にある「」を押して記録を止めて下さい。

ドロップレットを作成する

最後にこれらの処理を「ドロップレット」に登録します。

メニューから「ファイル」⇒「自動処理」⇒「ドロップレットを作成」の順番で選択していきます。

「ドロップレットを作成」画面が表示されるので、以下の①~⑥の順番に沿って設定を行います。

①作成したドロップレットの保存先を指定します。

ファイル名は適当で構いません。

保存先も”その場所でしか使えない”という訳では無いので、適当な場所に保存した後は自由に移動させて問題ありません。

ファイル名と保存先を決めたら「保存」を押して決定します。

②特に変更する必要は無いので、ここはそのままで問題ありません。

③先ほど作成したアクションを設定して下さい。

④「”開く”コマンドを無視」にチェックを入れて下さい。

⑤実行後の操作は「なし」にします。

⑥以上の設定が終わったら「OK」を押します。

ここまで終わった時点で①で指定した場所にドロップレットのexe実行ファイルが作成されています。

ドロップレットの使い方

ドロップレットの使い方は非常に簡単です。

その名前の通り、対象となるファイルをこの実行ファイルに「ドロップ」するだけで自動的に処理が始まります。

※環境によってはPhotoshopが既に起動しているとエラーになる場合があります。その場合は事前に終了させておいて下さい。

以下の様にクリックポストのPDFを複数選択した状態でドロップすると・・・

Photoshopが自動的に起動し、

このようにA6サイズ用紙で連続印刷が行える様になります!

 ちなみに起動したPhotoshopと自動的に開かれたPDFファイルは終了せずにそのまま残るので、そちらは手動で終了させて下さい。

Photoshop限定」というのがネックですが、まぁインストールしている方でクリックポストを利用している方であれば十分使える方法だと思うので、ぜひ試して見て下さい。

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